ワキガの基本的なメカニズムと原因
ワキガ発生の三大要因
ワキガ独特の嫌なニオイは、「汗」・「アブラ（皮脂）」・「雑菌」の3つの要因が重なることによって発生します[1]。皮膚には汗が出る汗腺と、脂が出る皮脂腺があり、皮膚の表面や毛穴には様々な種類の常在細菌が存在しています。汗・脂が多く発生した状態で菌が繁殖すると、汗・脂が分解され、ワキガのニオイが発生するのです[1:1]。
アポクリン腺の役割
ワキガの主な原因となるのは、アポクリン汗腺から出る汗です[1:2]。この汗はやや白く濁ってベタベタしており、たんぱく質や脂肪酸、糖質、アンモニアなど、ニオイのもとになりやすい成分を豊富に含んでいます[1:3]。アポクリン汗腺はワキや乳首、陰部、耳など、体の特定の部位にあり、この汗腺から出る汗が本来、動物におけるフェロモンに似た役割を果たしていたと考えられています[1:4]。
遺伝的要因と発症時期
ワキガは生まれつきの体質であり、遺伝する可能性が高いことが知られています[1:5]。アポクリン汗腺の量や大きさは生まれつき決まっていて、後から増えることはありません。片親だけワキガでも遺伝する場合があり、両親ともワキガであればより高い確率で遺伝することが認められています[1:6]。また、アポクリン腺は第二次性徴で発達するため、ワキガを発症しやすい時期は10～15歳頃の思春期からです[2]。
- https://femmy.osaka.jp/wakiga/cause/ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎
- https://hajimete-biyou.jmec.co.jp/column_wakiase_00018/ ↩︎
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